共同発展 ー 朝鮮半島平和への唯一の道
マイク・ビリントン
2017年11月08日
1990年代や2005年頃そうであったように、今日再認識されるべき事実がある:
朝鮮半島における戦争、さらには世界核戦争の勃発という危機から世界を救う唯一の手段は、朝鮮半島における大規模なインフラ整備への北朝鮮の参加を促すことである。
1991年のソビエト連邦崩壊を受け、リンドン・ラルーシュとヘルガ・ラルーシュは世界戦争回避を目的とした西洋と東洋の共同経済開発計画として、釜山からロッテルダムを繋ぐ新・シルクロード政策の実施を訴えた。世界平和とその発展へのこの新たな構想の最大の問題点となったのは、長引く北朝鮮の孤立化だ。1950年代の朝鮮戦争後、アメリカと北朝鮮の間で平和条約が結ばれなかったため、今日まで二国間の衝突は頻繁に起きてきた。しかしながら、北朝鮮における鉄道など経済回廊の構築は、新・シルクロード政策の一環としてだけでなく、北朝鮮の侵略戦争に対する懸念を払拭し、国家間の信頼を築く上でも欠かせない政策だと当時ラルーシュは主張した。