緊急リポート

環太平洋火山帯(第1部)


環太平洋火山帯(第2部)

現実と向き合う時:


私たちの太陽系は今、その周期内での“修羅場”をむかえています。画期的な地球科学者たちや最先端の人工衛星テクノロジーからのデータによると、これから約2年、つまり2013年ごろまで、地球上での“異常気象”や“自然災害”は増えるだろうと予測されています。これは近日、世界各国に蔓延している「地球温暖化」とよばれる非科学的かつ政治的イデオロギーとは何の関係もなく、地球がこの複雑多彩な銀河の中に存在しているという科学的事実に基ずく、最も自然な見解によるものなのです。

この度の東日本大震災により、現在の時勢に関する要因の多くが明らかにされました。その一つは、グローバリゼーションがもたらした現世界経済基盤の脆さと老巧化、更には、この機に乗じてその暴力的本性をあらわにしている“環境保護”や“エコ”を唱える人たちによる「反核」もしくは「反科学」を掲げる政治運動が、世界各国で展開されているということです。これは「市場主義」「自由貿易」「民営化」「競争主義」など現世界経済体制の「座右の銘」となっている概念が全て虚構であったことを物語っているのみならず、そのシステムそのものが崩壊しつつあることによる“反動”だとみることができるのです。つまりこの世界的危機から脱出するには、グローバリゼーションを一掃し、固定相場制を基盤とする長期国営事業を各政府が営んでいく政策合意と決意が求められているということなのです。

もう一つの側面は、私たち人類が築き上げてきた技術や知識、経験等に鑑みると、地震や津波、火山活動の活発化などは既に十分予報することが可能になっているという事実です。これは必ずしも伝統的技術や手法によるものではなく、地球の範囲を大きく超えた、より包括的で科学的な世界観が礎となっており、これから人類が更なる発展を遂げていくためには、宇宙科学の分野へ躍進する必要があるということなのです。